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特集 痛みをとらえる(第21回日本脊椎外科学会より) 主題 痛みの基礎的研究
マウス椎体終板変性に伴う知覚神経・血管分布の変化とその意義
著者: 永野隆1 宮本紳平1 米延策雄1 小野啓郎1
所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.469 - P.477
文献購入ページに移動その結果,若齢マウスの椎体終板領域にはみられない同神経線維が変性終板では血管周囲に認められた.終板の変性程度については脊椎症モデルマウスは老齢(通常)マウスと有意差かないにもかかわらず,CGRP陽性線維の出現頻度は両マウス間で異なり,また終板変性度によっても変化していた.即ち,同線維は脊椎症モデルマウスの変性初期終板に最も多くみられ,高度変性終板では減少していた.一方,終板に分布する血管はCGRP陽性線維の出現する時期から変性の進行と共に疎らになっていくことがわかった.
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