icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻5号

1993年05月発行

文献概要

手術手技シリーズ 最近の進歩

脊椎(原発性,転移性)腫瘍に対する脊椎全摘術(total en bloc spondylectomy)

著者: 富田勝郎1 川原範夫1

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科

ページ範囲:P.561 - P.569

文献購入ページに移動
 脊椎悪性腫瘍に対する椎骨全摘術の報告は,1968年のLievreら3)が初めてであり,その後,Stenerら4),Roy-Camilleら1,2)のほかいくつか6)が散見される.我々はこれらの報告をふまえ,さらに発展させた術式“脊椎全摘術,total en bloc spondylectonny”を開発し,実施してきた.すなわち,脊推悪性腫瘍に対して,可能な限り徹底的に病巣を切除し局所再発を防止する目的で,腫瘍椎骨を椎弓根で椎体と椎弓に切離し,双方とも腫瘍学的にbarrierをつけたままで,extracompartmentalにen blocに後方から摘出するものである.
 今回その術式を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら