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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻5号

1993年05月発行

文献概要

臨床経験

NSE高値を呈し肺癌を併発した骨原発小円形細胞肉腫の1例

著者: 西田淳1 白石秀夫1 田島克巳1 門間信博2 柏木一成2 江原茂3

所属機関: 1岩手医科大学整形外科教室 2岩手医科大学第2病理学教室 3岩手医科大学中央放射線部

ページ範囲:P.581 - P.583

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 抄録:症例は40歳女性の左大腿骨原発と思われる小細胞円形肉腫例である.NSE高値を呈し,骨破壊像がほとんどみられず,化学療法は無効で,急速な経過で死亡した.Ewing肉腫あるいはprimitive neuroectodermal tumorを考えたが,組織学的にあるいは電顕的にはEwing肉腫とするのが妥当と考えられる所見が得られた.剖検の結果,肺乳頭状腺癌の併発も判明し,病因論的に非常に興味深い症例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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