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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻5号

1993年05月発行

文献概要

臨床経験

カンジダによる腰椎椎間板炎の1例

著者: 荒巻忠道12 角田雅也1 北澤久也1 菊本喜代司1 藤田久夫1

所属機関: 1兵庫県立加古川病院整形外科 2現:兵庫県立こども病院整形外科

ページ範囲:P.603 - P.606

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 抄録:症例は,73歳,男性.肺結核・胃癌の既往がある患者で,腰痛を主訴に来院した.初診時単純X線像で,椎間板を中心にL2/3椎体の骨破壊像を認めた.CRP高値・血沈値亢進を認めたが,他に検査所見に異常はなかった.needle biopsyを施行し,細菌培養により確定診断は得られた.抗真菌剤としてmiconazoleおよび5-fluorocytosineを約2ヵ月間投与し,体幹ギプスその後硬性コルセットで約8ヵ月間の外固定を行った.1年後単純X線像にて椎体間の骨癒合はほぼ完成した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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