文献詳細
論述
骨軟部腫瘍に対する人工膝関節置換術―治療成績とデザインの改良
著者: 谷川浩隆1 川口智義1 松本誠一1 真鍋淳1 黒田浩司1
所属機関: 1癌研究会附属病院整形外科
ページ範囲:P.655 - P.661
文献概要
人工関節は軽量のチタン製がよく,折損を防止するためにステムの径や基部の曲率半径を大きくすることが重要と考えられた.骨セメントを使用することにより術後早期からの他動運動が可能となり良好なROMが得られた.またcementlessと比べてlooseningも生じにくかった.関節部のデザインは,伸展機構が残る例では西式が.また伸展機構の保存ができない例や脛骨発生例ではヒンジ型がよいと思われた.
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