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整形外科を育てた人達 第115回
文献概要
私がCluttonの名を知ったのは終戦の前に新潟大学に赴任した時であった.雪深い新潟では,冬は農村から東京に稼ぎに出て,吉原遊廓で働き,春には帰って来る農家の人が多かったので,Syphilisに感染して帰る人もあった.その子供の膝関節が左右同時に腫れてくる関節の変化を経験して,これをClutton's Jointsと言うことを知り,先天性の梅毒による関節炎であると教えられた.このCluttonは,英国の優秀な医学者であることも知り,今回はその伝記を書くことにした.
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