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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻7号

1993年07月発行

文献概要

論述

Kennedy LADを補強材として用いた膝前十字靱帯再建術における再建ルート

著者: 宗田大1 石橋俊郎1 山本晴康1 古屋光太郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.787 - P.794

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 抄録:Kennedy LADを補強材とした前十字靱帯再建術のうち術後2年以上経過観察された85例を再建法の発展から4群に分けて検討した.一貫して用いたover-the-top変法は,関節外から骨溝を形成するより関節内から顆間の後外側壁を削除する方法がよりよいと考えられた.関節鏡視下手術によって移植腱の観察が細かく可能となり移植腱のroof impingementを予防するためには顆間前方からの顆間形成術が必要なことが判明した.X線像による脛骨ドリル穴の分析では群を追うに従って後方よりで内側よりの再建ルートが実施されてきたことが明らかにされ,二次的関節鏡視でも良好な再建靱帯の割合が増した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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