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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻7号

1993年07月発行

文献概要

臨床経験

多発性内分泌腺腫症に併発した大腿骨頭すべり症の1例

著者: 増谷守彦1 熊沢やすし1 原田征行1 毛利尚宜1 笹本誠2 新井桂子3

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科 2弘前大学医学部第1外科 3弘前大学医学部第3内科

ページ範囲:P.807 - P.810

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 抄録:我々は,甲状腺髄様癌と骨格異常を有した多発性内分泌腺腫症に合併した,大腿骨頭すべり症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
 本例では,右大腿骨頭のposterior tilt angleは57度であり,内分泌検査ではソマトメジンC,カルシトニン,CEA,サイログロブリン,尿中17-OHCSの高値を認めた.治療は大腿骨頭前方回転60°の骨切りを施行した.術後経過は良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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