文献詳細
文献概要
臨床経験
妊娠に合併した特発性一過性大腿骨頭骨萎縮症の1例―DEXAによる骨密度測定を用いて
著者: 藤田拓也1 青山邦彦1 林正岳1 福野直孝2
所属機関: 1福井総合病院整形外科 2福井総合病院産婦人科
ページ範囲:P.815 - P.819
文献購入ページに移動本患者の入院直後の全身,腰椎の骨密度は同年代の健常女性の骨密度の正常範囲内,また正常分娩後女性9例の骨密度との有意差も認めなかったが,大腿骨頸部は右側0.600g/cm2(標準値の67%),左側0.650g/cm2(同72%)と著しい減少を呈していた.発症7カ月の現在右側0.772g/cm2(同86%),左側0.796g/cm2(同89%)とほぼ正常範囲内に回復した.`
掲載誌情報