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論述
股関節の新しい適合性指数の検討
著者: 冨岡正雄12 矢野悟1 橋本規1 木村真二1
所属機関: 1市立加西病院整形外科 2現:神戸大学医学部整形外科
ページ範囲:P.901 - P.904
文献購入ページに移動計測した症例は男性8例15関節,女性76例137関節で年齢は平均39.5歳である.これを正常群と異常群に分け比較検討した.従来から知られるSharp角,CE角,teardrop distance,Sourcil傾斜角に関しては2群の間に有意差がみられた.これに対し適合性のパラメーターとして大腿骨頭と臼蓋荷重部からデジタイザーを用いて2つの円を描き出しその中心間距離と半径の比を求めた.やはり2群間には有意差がみられた.異常群の中には被覆は良好でも適合性の悪い症例もあり,適合性を定量化し検討することは重要であることがわかった.
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