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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻8号

1993年08月発行

文献概要

臨床経験

腰椎黄色靱帯石灰化症の1例

著者: 牟田實1 簗瀬光宏1 川内義久1 米和徳1 酒匂崇1

所属機関: 1鹿児島大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.945 - P.948

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 抄録:腰椎黄色靱帯石灰化巣により神経根症状を呈した症例を経験したので報告した.症例は65歳女性で主訴は腰痛および両下肢痛であった.手術にてチョーク状の黄色靱帯石灰化腫瘤による両側L5神経根の圧迫を認め,摘出した.組織学的には変性消失した弾性線維がmucoid変性を伴う軟骨様基質で置換され,特殊染色にて同部位に石灰化巣を認めた.また本症例では両側膝関節外側半月板および胸椎黄色靱帯石灰化を認め,その発生機序において全身的因子の存在が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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