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視座
医師はいつから自分の“腕”を信じなくなったのか
著者: 菊地臣一1
所属機関: 1福島県立医科大学整形外科
ページ範囲:P.981 - P.982
文献購入ページに移動最初の事例は,内科に関する話である.発熱と頭痛と咳を主訴として来院した患者さんに対して,医師は頭のCTを指示した.しかし,この患者さんは肺炎だったのである.咳をみたら研修医は癌を考え,経験豊かな医者は風邪を考えるという.このエピソードはそれすらも視野の中には入っておらず,私の理解を越えている.
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