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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻9号

1993年09月発行

文献概要

臨床経験

当科におけるKOM型人工膝関節の治療成績について

著者: 澤田尚美12 多胡秀信1 青木喜満1 柏崎裕一1 冨田文久1 酒井俊彦3

所属機関: 1市立釧路総合病院整形外科 2現:市立小樽病院整形外科 3北海道大学付属病院整形外科

ページ範囲:P.1067 - P.1071

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 抄録:KOM型人工膝関節(京セラ製)はセメントレスのtotal condylar型人工関節で,アルミナの生体親和性による固定性,及び耐摩耗特性を期待され使用されてきた.しかし,これまでの報告では,セメントレス人工膝関節としてのKOM型人工膝関節の成績は報告者により異なる.そこで我々は当科にて昭和62年から平成2年まで施行したKOM型人工膝関節21膝の中期成績について調査した.ほぼ全例にlucent zone及びsinkingを認め,明らかなlooseningをきたした2例に再置換術を行った.アルミナに期待される生体親和性に関しては疑問がもたれ,厳重な適応の選択が必要と考察される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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