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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻9号

1993年09月発行

文献概要

臨床経験

軟部腫瘍との鑑別を要した肋骨骨折による慢性皮下血腫の1例

著者: 津山研一郎1 広川容子1 石田通暁1 植田進一朗1

所属機関: 1市立貝塚病院整形外科

ページ範囲:P.1083 - P.1085

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 抄録:肋骨骨折による慢性皮下血腫のため,あたかも軟部腫瘍であるかのような外観を呈した1症例を経験した.症例は65歳男性で,胸部打撲の4カ月後に背部腫瘤に気付き来院した.単純X線CT,MRIから肋骨骨折による慢性皮下血腫が最も疑われたが,軟部腫瘍も否定できなかった.試験穿刺で血性漿液が排液され,診断の確定が得られるとともに,治癒に導くことができた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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