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論述
進行期末期変形性股関節症に対する大腿骨外反伸展骨切り術の長期成績
著者: 小林徹也1 安藤御史1 後藤英司1 伊林克也1
所属機関: 1旭川医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.21 - P.25
文献購入ページに移動成績良好例は11例(52%)であった.術後10年以降,片側罹患例において成績の悪化傾向が強かった.術前の成績因子として,骨関節のリモデリングと,軟骨再生に注目したところ,成績と良く相関していた.しかし,術後10年以降の長期成績は,術前の成績因子より術後因子の影響が強くなると考えられた.他の治療方法と比較しても,長期にわたって手術の効果を認めており,本法の有効性が認められた.
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