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シンポジウム 関節スポーツ外傷の診断と治療―最近の進歩
緒言
著者: 史野根生1 中嶋寛之2
所属機関: 1大阪労災病院スポーツ整形外科 2東京大学教養学部体育科(スポーツ医学)
ページ範囲:P.27 - P.27
文献購入ページに移動1)肩関節:肩関節の前方(亜)脱臼では,主としてCT関節造影により損傷組織が正確に描出されるようになり,症例によっては関節鏡視下手術により破綻した組織の修復をより正確に修復し得るようになったことが明らかにされた.しかしながら,腱板障害を始めとする,いわゆる“投球肩”では未解決の部分が少なくない.つまり,肩不安定性と腱板障害の相関関係については未だ一定の見解がなく,治療の点でも種々の論議が行われつつある.
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