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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻10号

1994年10月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

環軸関節亜脱臼に対するC1-2 transarticular screw fixation(Magerl法)の経験

著者: 菊池俊彦1 阿部栄二1 佐藤光三1 島田洋一1 岡田恭司1 岡部和彦2 千葉光穂3 水谷羊一4 斎藤一5

所属機関: 1秋田大学医学部整形外科 2中通病院整形外科 3秋田労災病院整形外科 4山本組合総合病院整形外科 5藤原記念病院整形外科

ページ範囲:P.1117 - P.1121

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 抄録:環軸関節亜脱臼に対してtransarticular screw fixation(Magerl法)による環軸関節固定術を行い,外固定の簡略化,早期離床,高い骨癒合率を達成できた.
 症例は男性3例,女性4例で,平均年齢は57.5歳である.慢性関節リウマチ3例,歯突起偽関節2例,外傷性亜脱臼,歯突起肥大を伴う亜脱臼が各々1例であった.transarticular screwは6例でcannulatedscrewを用い,1例のみcancellous screwを使用した.後方固定は4例でHalifax interlaminar clampを行い,2例でGallie法を1例でBrooks法を施行した.手術時間は平均3時間42分で,術中出血量は平均230mlだった.術後約1週で頚椎カラー装着にて起立歩行を許可し,4~5カ月間頚椎カラーを装着させた.追跡期間は平均19.3カ月で,全例で骨癒合を得た.screwのゆるみや折損はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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