文献詳細
文献概要
臨床経験
脊椎カリエス治癒後の後弯変形による遅発性対麻痺が生じた2症例
著者: 小林孝1 阿部栄二1 菊池俊彦1 佐藤光三1 山本正洋2 千葉光穂2
所属機関: 1秋田大学医学部整形外科学教室 2秋田労災病院整形外科
ページ範囲:P.1179 - P.1183
文献購入ページに移動Capenerのアプローチによる頂椎部の前方除圧を行い,1例は脊髄空洞が縮小して麻痺が改善し,もう1例は麻痺の進行が停止した.遅発性麻痺の原因は主としてtethering効果によると考えられたが,1例では二次性の脊髄空洞も麻痺の発生に関与していると思われた.
掲載誌情報