icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻11号

1994年11月発行

文献概要

視座

日本の手の外科の将来を展望する

著者: 生田義和12

所属機関: 1広島大学医学部・整形外科 237回日本手の外科学会

ページ範囲:P.1199 - P.1200

文献購入ページに移動
 某科学雑誌によると,生物は魚類―爬虫類―哺乳類と進化して,アウストラロ・ピテクスから現代のホモ・サピエンスの時代を迎え,今後は脳の容積の増大と物を食べる機能の衰退が進み,数十万年後にはエドノ・ピテクス(歯のない猿)という未来人が想像されている.重心が頭部に移動するために足は大きく扁平足になり,移動が極端に少なくなるために下肢は退化し,上肢も食事とコンピュータ操作のみで足りるために萎縮する.しかし,指は現在と同じように5本あり,数十万年後,幸いにもわれわれ手の外科医の治療対象は消滅していないようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら