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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻11号

1994年11月発行

文献概要

論述

Charnley型人工股関節15~17年経過例の成績

著者: 岡本哲軌1 安藤御史1 後藤英司1 稲尾茂則1

所属機関: 1旭川医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.1201 - P.1205

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 抄録:当科におけるCharnley型人工股関節15~17年経過例の臨床成績,X線成績を検討したので報告する.1976~78年の同一術者によるCharnley型人工関節は34例,37股(男性12例,13股,女性22例,24股)である.全例の追跡調査が可能であったが,感染例,死亡例,他医での再置換例を除き15~17年経過時(平均15.5年)19例,20股の成績を検討した.
 臨床成績はd'Aubigne & Postelに従い疼痛,歩行能力,可動域を6段階に評価した,X線学的成績では,CharnleyおよびHarrisに従った.15~17年経過時の臨床成績でほぼ満足できるgrade 5,6は,疼痛が19股,95%,歩行能力が13例,68%,可動域が8股,40%であった.X線学的には,ソケット側の機械的ゆるみは9股,45%,ステム側は7股,35%,ゆるみの見られないのは9股,45%であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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