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論述
高齢者腰椎における椎体変形と椎間板狭小の相互関係
著者: 大川淳1 四宮謙一1 古屋光太郎1 請川洋2 宮沢あかね2 酒井均2
所属機関: 1東京医科歯科大学整形外科 2浴風会病院整形外科
ページ範囲:P.1213 - P.1219
文献購入ページに移動その結果,椎体変形の発生頻度は,直下の椎間板が狭小している場合には少なく,また,腰椎全体の椎間板が狭小傾向にある群でも少なかった.骨粗懸症は中手骨のDIP法にて評価したが,椎体変形数との間に直線的関係は見いだせなかった.高齢者の腰椎椎体変形には,椎体骨量だけではなく,椎間板の狭小化も相反的な影響を有すると考えられた.
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