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アパタイト
著者: 請川洋1
所属機関: 1浴風会病院・整形外科
ページ範囲:P.1248 - P.1248
文献購入ページに移動apatiteとはギリシャ語で「欺く」を意味するapatoを語源とし,M10(ZO4)6X2の組成を有する鉱物の総称である.なかでも,生命と最も関係が深いのはCa10(PO4)6(OH)2で表されるhydroxyapatiteである.
本邦ではハイドロキシアパタイト,ヒドロキシアパタイト,水酸アパタイト,水酸化アパタイトなど,さまざまな呼称が用いられているが,最近ではハイドロキシアパタイトが一般的となってきた略称もHA,HAP,HAp,Ap等まちまちで,いまだ用語の統一はなされていない.また,整形外科領域では,単にアパタイトと言えばハイドロキシアパタイトのことを指す.
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