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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻3号

1994年03月発行

文献概要

論述

人工膝関節置換術後の機種別臨床成績と膝可動域

著者: 宮津誠1 徳広聡1 船越洋1 竹光義治1 山下泉1 小野寺信男2 小野沢敏弘3

所属機関: 1旭川医科大学整形外科学教室 2旭川リハビリテーション病院整形外科 3進藤病院整形外科

ページ範囲:P.235 - P.240

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 抄録:人工膝関節置換術(以下TKR)により治療を受けた変形性膝関節症(以下OA膝)患者の臨床成績と膝関節可動域を3機種について検討した.対象および方法は,末期OA膝患者であり,total condylarタイプ1/B I(以下TC群)で置換を受けた症例は18膝で平均観察期間は82カ月,PCAタイプは10膝で平均観察期間60カ月,Miller-GalanteタイプI(以下MG群)は42膝,平均観察期間36カ月であった.以上の症例の臨床成績,膝関節可動域,X線評価を比較した.結果,①臨床成績は3群とも良好であった.②術後膝屈曲角,可動域ともMG群ではTC群に比べ有意によかった,PCA群とは差はなかった.③MG群では術前後の膝可動域に正の相関がみられた(R=0.427).④MG群で膝蓋骨コンポーネントの脱臼が3例にみられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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