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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻3号

1994年03月発行

文献概要

整形外科を育てた人達 第124回

Harold Jalland Stiles(1863-1946)

著者: 天児民和1

所属機関: 1九州大学

ページ範囲:P.276 - P.277

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 Stilesは指の腱の屈曲拘縮に対し腱の移行術を最初に行った人である,最初は余り良い成績を得られなかったが,Stilesの名は,手の外科の開拓者Bunnellに認められて,手の拘縮の治療の著書をForrester-Brownと共著で『Treatment of Injuries of the Peripheral Spinal Nerves』を出版して,知られるようになった.この本は,神経麻痺の回復しないときは腱移行術で麻痺による障害を克服出来ることを紹介したもので,外科医の好評を得た.Stilesは手術で名を上げたが,尿管の移植術の開拓者でもあり,またEdinburghに無腐手術を早くから導入した,英国では忘れられない外科医である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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