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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻3号

1994年03月発行

文献概要

臨床経験

除圧椎弓切除と椎間板切除により20年来の夜尿症が改善した先天性腰椎後側彎症

著者: 大島博1 山上亨1 遊道和雄1 長田龍介1 松井寿夫1

所属機関: 1富山医科薬科大学整形外科

ページ範囲:P.321 - P.324

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 抄録:夜尿症と腹圧性尿失禁に悩む20歳の先天性腰椎後側彎症の女性に対して除圧椎弓切除術と椎間板ヘルニアおよび椎体骨棘切除術を施行した.術後2週より排尿障害の改善を認め,術後1年半の現在,夜尿,腰痛は消失した.
 馬尾絞扼および緊張の解除により核上型神経因性膀胱による夜尿症と核下型神経因性膀胱障害による腹圧性尿失禁がともに改善していることが,膀胱内圧測定および尿道内圧測定検査により確認された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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