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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻5号

1994年05月発行

文献概要

論述

慢性関節リウマチ膝に対する全人工膝関節置換術の術後成績―経時的なX線像上変化について

著者: 曽田是則1 黒瀬靖郎1 水関隆也1 山中威彦1 片山昭太郎1 津下健哉1

所属機関: 1広島県立身体障害者リハビリテーションセンター整形外科

ページ範囲:P.543 - P.549

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 抄録:慢性関節リウマチに対する全人工膝関節置換術症例51例82膝をX線像上の骨萎縮を中心に経時的変化について調査した.結果は大腿骨側前方部,脛骨側内側部が他の部位に比べ早期に骨萎縮像を呈していた.また,滑膜炎による骨侵蝕と思われたものは1例にのみ認めた.
 慢性関節リウマチ膝に対する全人工膝関節置換術は現在では最も一般的な術式になっている.術中に十分な病的滑膜切除,軟骨切除を施行すれば滑膜炎の再燃は概ね防ぐことは可能と思われた.しかし,傍関節性の骨萎縮は経時的には進行していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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