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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻5号

1994年05月発行

文献概要

臨床経験

術中認めた肩甲下筋腱に付着する破格筋腱について

著者: 高橋正明1 小川清久1 松本隆志1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科

ページ範囲:P.597 - P.601

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 抄録:バンカート法および拡大バンカート変法施行中に,肩甲下筋腱に付着する破格筋腱5例を認めた.その中4例は肩甲下筋腱に起始する上腕二頭筋過剰頭,1例は肩甲下筋腱に停止する短烏口腕筋と考えられた,いずれの破格筋腱も本来の手術の著しい障害とはならなかった.しかし,これらの破格筋腱の存在を知らないと術中に解剖学的混乱を来したり,これらが前上腕回旋動静脈を隠ぺいすると予期せぬ出血を招く恐れがあるので,ここに報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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