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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻6号

1994年06月発行

文献概要

調査報告

中国における頚椎後縦靱帯骨化症の疫学調査

著者: 原田征行1 植山和正1 市川司朗1 伊藤淳二1 佐藤隆弘1 三戸明夫1 田偉1 山田史朗1 富田卓1 酒匂崇2 栄国威3 賈佑民3 党耕町4 蔡欽林4 劉世文5

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科 2鹿児島大学医学部整形外科 3北京医科大学積水潭病院骨科 4北京医科大学第三病院骨科 5長春市白求恩医科大学

ページ範囲:P.671 - P.676

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 抄録:中国の北京市で1,000名,長春市で1,029名,赤峰市で500名の合計2,529名の一般住民の頚椎X線写真を撮影した.その結果,44名に頚椎OPLLが発見され,その発生頻度は1.74%であった.北京市で1.90%,長春市で1.30%,春峰市で2.20%であった.民族別では,北京市,長春市ともOPLLの発生はすべて漢民族にみられ,その発生率は1.63%であった.モンゴル人では2.20%,回民族3.0%であった.これらの一般住民の発生率は,本邦で報告されていたものと大差のない発生率であった.民族別に分類すると,モンゴル男性が2.69%で最も多く,長春市での女性が0.93%と最も少なかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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