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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻7号

1994年07月発行

文献概要

論述

腰椎椎間板ヘルニアのMRI診断,ヘルニア腫瘤後方無信号域(black line)の意義

著者: 西島雄一郎1 岡田正人1 山崎安朗1 東田紀彦1

所属機関: 1金沢医科大学整形外科

ページ範囲:P.755 - P.763

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 抄録:手術で確認した腰椎椎間板ヘルニア100椎間を後方線維輪の完全断裂の有無でcontainedとnoncontainedに分類し,両者をMRIのblack lineで鑑別できるかをretrospectiveに検討した.black lineの断裂像を陽性所見とした場合,矢状断ではfalsenegative例は9例,false positive例は16例で,正確度は75%,感受性は85%,特異度は60%であった.横断像ではfalse negative例は10例,false positive例は21例で正確度,79%,感受性,83%,特異度,48%であった.false positive例が多い故に,両者の正確な鑑別はMRIのみで十分とは言えなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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