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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻8号

1994年08月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

ドミノを使用した脊柱変形矯正手術

著者: 川上紀明1 荒尾和彦2 出口正男1 斉藤晴彦3 見松健太郎1

所属機関: 1名古屋大学医学部整形外科 2愛知県心身障害者コロニー整形外科 3名城病院整形外科

ページ範囲:P.905 - P.910

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 抄録:複雑な脊柱変形症例の手術においてドミノを用いたinstrumentationを使用し,そのドミノの使用方法について検討した.対象は9例の脊柱変形症例で,使用したinstrumentationはCDIまたはTSRHであった.ドミノの使用方法から9例は以下の3群に分けることができた.1)compressionを目的としたrodとその頭側rodとの連結,2)distractionを目的としたrodとその頭または尾側のrodとの連結,3)偽関節による破損したrodの修復・補強.ドミノの使用により複雑な脊柱変形症例の手術では各弯曲を別々に矯正することができた.自験例以外にも文献的には腰仙椎固定を含むlong fusionにドミノを使用した報告もあり,ドミノは症例によっては非常に有効なimplantの一つであると判断できた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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