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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科29巻8号

1994年08月発行

文献概要

臨床経験

距骨に発生し,踵骨の内反変形を来したdysplasia epiphysealis hemimelicaの1例

著者: 田中信彦12 鈴木博1 和栗祐子1 池田威1 大塚隆信1

所属機関: 1共立湖西病院整形外科 2現:名古屋市立東市民病院 3名古屋市立大学医学部整形外科

ページ範囲:P.923 - P.927

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 抄録:距骨外側に発生し,後足部内反変形と足長差を伴ったdisplasia epiphysealis hemimelicaの1例を経験した.症例は13歳男性,小学2年頃より転倒しやすかったが,変形には気がつかなかった.1年前より右足外側の隆起,変形に気づき,1992(平成4)年4月当院初診した.初診時所見では右足関節外果下方に骨性隆起を触知し,距骨下関節の可動性は認められなかった.単純X線所見では距骨外側の骨性隆起による踵骨の内反と,第1,第2中足骨の短縮を認めた.病変部切除と内外側解離術により,変形の矯正を行い,可動域制限も伴わず,変形の改善が得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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