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手術手技
内反足の手術
著者: 飯野三郎1 藤田晋也1
所属機関: 1東北大学医学部整形外科教室
ページ範囲:P.50 - P.56
文献購入ページに移動後天性内反足,特にポリオやCPによる内反足では,段階的訓練,理学療法,装具などによつて変形の発生を予防するのがまず第一に重要なのは当然のことであり,その治療に当つても原疾患の特質をよく理解し,変形発生の要因をよくみきわめることが大切で,たとえばCPによる内反足では,その疾患の性格の上からも観血的手術の適応は狭く,手術をやるとしてもその方法や矯正の程度などに慎重を期すべきである.しかし一般的にいつて後天性内反足に対する手術も先天性内反足の手術と大体同様な考えで進めてもよいことが多く,両者に共通の手術が少なくないので,ここでは主として先天性の,ことにそのいわゆる二次性内反足を中心とした手術的治療について述べることにする.
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