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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻1号

1968年01月発行

文献概要

臨床経験

有鈎骨壊死を伴つたKienböck病の1例

著者: 三浦幸雄1 野崎隆滋1

所属機関: 1東京医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.68 - P.70

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 月状骨壞死はKienböck病とも呼ばれ,いわゆる骨端炎性疾患のカテゴリーに属するものとされており,整形外科領域ではさほど稀な疾患ではない.しかし月状骨を除いた他の手根骨の無菌性壊死は,舟状骨骨折後に見られる外傷性骨壊死を除けば,非常に稀なものであり,文献的にも非常に少なく,有鈎骨壊死に関しては僅か,Kohler-Zimmer,Vogelらによつて2例が報告されているにすぎない.われわれは最近,左手の月状骨壊死に有鈎骨壊死を伴つた極めて稀な,1症例を経験したので本症例の概略を報告し,若干の考察を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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