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シンポジウム 日本の義肢問題 動力駆動義肢
電動義手の研究
著者: 玉井達二1 北川敏夫1 米満弘之1 外間祥介1 本田五男1 鍋島敏2 牧野輝次2 佐藤昌康3 鬼木泰博4 緒方甫4 徳田明見5
所属機関: 1熊本大学医学部整形外科学教室 2熊本大学工学部電子工学科教室 3熊本大学医学部生理学教室 4水俣市立病院附属湯の児分院 5徳田義肢製作所
ページ範囲:P.849 - P.851
文献購入ページに移動私たちは2年前より,電気を力源とする駆動義手の研究と試作を行ない,そのⅠ型,Ⅱ型を作製して,昨年,本誌2巻11号にて発表した.その際にも述べたが,義手が実用化されるには,①その形は本来の手に近く,②装着が簡単にできて,装置が堅牢であること,③安価であること,④フィード・バック装置を有すること,⑤義手の動きが意志と一致することなどが望ましい.
その後,義手の動きを意志と一致させるためのcontrol signalの確実性,末端装置(手掌部)の改良,モーターの強力化などを行ない,Ⅲ型として,試作を行なつた.
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