icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻10号

1968年10月発行

文献概要

シンポジウム 日本の義肢問題 基礎的問題

幻想肢と体感像

著者: 大塚哲也1

所属機関: 1厚生年金玉造整形外科病院

ページ範囲:P.869 - P.873

文献購入ページに移動
はじめに
 一般に四肢切断者(離断者を含む)は,その断端部にすでに失なわれた四肢が,いまだ残存しているような幻覚に囚われることが少なくなく,これが義肢装着や日常生活に与える影響も大である.
 四肢切断者の幻(想)肢は,心の中に造る自身の身体像とともに,幻肢痛の形で現われる感覚の面も具備しており,body imageの投影と見做される.この幻肢の型,現われ方,強さおよび幻肢痛などを追究することにより,切断者自身の問題点を見出すことも可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら