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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻10号

1968年10月発行

文献概要

臨床経験

先天性下腿骨欠損症について

著者: 加倉井周一1 本多純男1 栗村仁1 松浦美樹雄1 高橋勇2 佐藤和男3

所属機関: 1東京大学医学部整形外科学教室 2整肢療護園 3中央鉄道病院整形外科

ページ範囲:P.883 - P.894

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 長管骨の先天性欠損症は比較的稀な疾患であり,近年Thalidomide剤の服用による報告が多くなつているとはいえ,指趾の奇形に比べればはるかに少ない.長管骨の欠損は単独に見られる場合よりも,他に合併奇形を伴う場合が少なくない.通常,生下直後に気付かれ,その診断は容易であるが,治療法には非常に多くの問題が残されている.その障害部位,すなわち上肢欠損の場合と下肢欠損の場合では患児の日常生活諸動作に及ぼす影響が異なる.
 われわれは昭和34年以後 東大整形外科と整肢療護園を受診した患者について症例報告とともに文献的考察を行なつた.内容は脛骨欠損症5名,腓骨欠損症3名である.なお大腿骨短縮症3名については第339会集談会東京地方会に東らと発表したので,ここでは省略する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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