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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻11号

1968年11月発行

文献概要

シンポジウム 股関節形成術

股関節形成術に思う

著者: 片山良亮12

所属機関: 1東京慈恵会医科大学 2東急病院

ページ範囲:P.914 - P.916

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はじめに
 股関節には便宜肢位あるいはindifferent positionというのがあつて,この肢位の強直では起立・日本式正座ができ,跛行も軽度である.したがつて股関節結核などは,すべてこの肢位に強直させてしまえばよろしいわけである.しかし,いままで動いていた関節は,いままでのように動くように治したい,治りたいというのは人情である.
 また不良肢位に強直している股関節は,骨切り術で便宜肢位の強直位に矯正してもよろしいわけであるが,これもまた,以前のように再び動くように関節形成術をおこなつて治したいと思うのは人情である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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