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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻11号

1968年11月発行

文献概要

論述

Radioisotopeによる骨腫瘍の診断的応用(2)—Bone marrow scanningについて

著者: 村田忠雄1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.953 - P.965

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 前稿1)において著者らは骨腫瘍診断にたいして85Srによる体外計測法およびscanning応用の実際的方法とその知見について述べたが,われわれはその経験より85Sr応用が価値ある診断的情報を提供する検査手段であるとともに,その中に自ら限界の存在するものであることも知つた.そこで新らたなる角度より,骨腫瘍の局在・形態・性状に関する情報を得るために,放射性colloidによる骨髄scanningの応用に着目した.85Srによるscanningがscan陽性像による診断法であるにたいし,本法は投与された放射性colloidが骨髄内細網内皮系組織に摂取され,病変部位はその部の網内系機能喪失による欠損像,すなわちscan陰性像による診断法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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