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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻12号

1968年12月発行

文献概要

論述

手の損傷と補償

著者: 松林誠之助1

所属機関: 1磯子病院

ページ範囲:P.1055 - P.1063

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はじめに
 補償には療養補償,休業補償,障害補償などがある.補償問題は,なにか事故でもあると,ほとんど同時に話題になるほど普及し,関心も持たれている,手は働きの中心で危険に曝される機会が多く,受傷して補償を受ける頻度が高い.特に受傷しなくても,作業に関連して故障を起し,補償を求めることも多い.
 補償は規約や範例,前例を基にしてきめられるが,その内容は基礎になる考え方や医学の進歩に応じて,時とともに変る可能性をもつている.補償には身体に関係する事項が多いので,当然医師の協力を必要としている.医師の診断は絶対的と思われるほどに尊重されるが,その反面一字一句まで吟味され,追求されることもある.難かしいことが多いが,その中から2,3の点について触れてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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