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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻2号

1968年02月発行

文献概要

境界領域

整形外科における麻酔の知識

著者: 若杉文吉1 為佐鉄彦1

所属機関: 1関東逓信病院麻酔科

ページ範囲:P.106 - P.112

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はじめに
 整形外科手術の麻酔も一般麻酔学の原則にもとづいて行なわれるので,その基礎的問題は全く共通である.そこでこのような標題を与えられたとき,どのようなことを詳しく述べたがよいのか紙数が限られるので迷つたが,結局,私達麻酔科医が整形外科の麻酔を行なつて感じたこと,麻酔学における最近の話題を二,三拾つて述べてみたいと思う.まず整形外科の手術患者は概して全身状態がよいので,術前管理がどうしても軽く考えられやすいので術前管理に簡単にふれ,次にフローセン麻酔時のエピネフリン併用の問題,最近話題になつているneuroleptanalgesia,局麻法の一つである静脈内局所麻酔法,整形外科では神経ブロックの応用が極めて多いが,その中,最も応用頻度の高い,そして合併症がすくない腋窩より行なう腕神経叢ブロック,最後に最も重要な整形外科手術における体位の問題について考察を加えたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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