icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻2号

1968年02月発行

文献概要

診療の経験から

先天性内反足治療の問題点を求めて

著者: 森益太1 竹村大介1

所属機関: 1関西医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.113 - P.124

文献購入ページに移動
いとぐち
 まず冒頭に二つばかり断つておきたいことは,(1)ここでは内反足変形の中,畸形性teratologenicなclub footを問題とするのではなく,普通のregular type(Denis Browne)内反足について論じ,(2)また,本変形はPes equinovarus-adduc tus-excavatusといわれるごとく4つの構成要素にも分析せられうるが,一応,便宜上adductus,varus,equinusの三要素の分析に止ることをお断りしたい.
 さて,現在の,club footの,ことに早期治療に関しては,技術的にまた理論的に統一されていない何物かが残されており,世界的に諸家の見解と方法論に鋭い対立さえもみられる.まずこれを国内的に過去の日本整形外科学会における記憶から追つてみると,本邦の学会に最初にKite法を紹介されたのは(昭和26年,第24回日整学会総会)故河邨百合人博士ではなかつたかと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら