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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻2号

1968年02月発行

文献概要

臨床経験

脳性麻痺における膝屈曲変形に対する手術経験

著者: 深瀬宏1

所属機関: 1聖ヨゼフ整肢園

ページ範囲:P.173 - P.178

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緒言
 脳性麻痺では,膝屈曲位に股内転屈曲,内反尖足を伴い,起立歩行の困難なものが多い.膝屈曲変形矯正に対しては,Stoffel,Chandler,Roberts,Baker,Eggersらの手術法があり,単純な切腱術,膝屈筋支配神経切除術から,さらにすすんで,膝屈筋腱や膝蓋腱に対する形成術に発展してきた.著者は膝,股屈曲変形を改善するために,半腱様筋には延長術,半膜様筋,大腿二頭筋には筋膜切離術,薄筋には切腱術を施行するのを原則とし,これらの手術法を中心として,23例38肢に手術を施行した.術後経過日数はなお浅く,遠隔成績を述べる段階ではないが,現在までの手術成績を調査検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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