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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻5号

1968年05月発行

文献概要

手術手技

棘上筋断裂の手術法

著者: 山本龍二12

所属機関: 1東急病院整形外科 2東京慈恵会医科大学整形外科

ページ範囲:P.443 - P.450

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はじめに
 肩関節の支持性をみるに(1)関節窩は上腕骨頭のおおよそ1/3をおおうにすぎないから,支持性にあまり大きく役立たない.(2)関節包は関節の運動時に十分な弛緩性を必要とするから,この支持性もとるに足らない.そこで支持性にもつとも大きな役割を演ずるのはmusculotendinous cuffである.
 肩関節の運動は鎖骨・肩甲骨・上腕骨についている筋肉の協同作用によつて円滑に行なわれるから,いずれの筋肉に損傷が起つても肩の障害になる.ところで,これらの筋肉の中で,もつとも障害の起りやすい部位はrotator cuffで,ことに棘上筋がおかされやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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