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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻6号

1968年06月発行

文献概要

論述

脊柱側彎症における体平衡に関する神経学的考察

著者: 山田憲吾1 山本博司1

所属機関: 1徳島大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.479 - P.486

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はじめに
 地球上の生物はすべて重力に対し固有の姿勢をもつている.特に人類にあつては,物理的に最も不安定な起立姿勢をその固有姿勢としており,これは高度に発達した繊細巧妙な能力,すなわち平衡能によつて動的に調整保持されているものである.そしてこの姿勢保持機構には深部受容器,視器,内耳前庭の3つが重要な役割を演じているとされている.
 ところで,脊柱側彎症の発生条件として重力の影響が極めて大である.このことに関して著者ら1)2)3)の二足鼠を用いた実験的側彎症の研究も明瞭に立証している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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