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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科3巻7号

1968年07月発行

文献概要

論述

先天性中足骨内反(Congenital Metatarsus Varus)について

著者: 土屋弘吉1 亀下喜久男1 森岡健1

所属機関: 1横浜市立大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.554 - P.565

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 1909年Cramerは,前足部の内転と内反を主な変形とする先天性足変形に対し,metatarsus adductusとmetatarsus varusなる語を初めて使用した.彼は,その主な変形が中足骨の単なる内転によるものをmetatarsus adductusと呼び,これに対し,中足骨の内反により前足部の内転変形が起つていると考えられるものをmetatarsus varusと呼んだ.
 1929年Kauffmannは,中足骨の内反変形は乳幼児期には見られず,これは,起立歩行により二次的に発展するものであると結論した.そして,metatarsus adductusとmetatarsus varusとは,同一疾患のうちの程度の異なるものであるとし,両者をまとめて,pes adductusと呼んだ1)7)8)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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