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臨床経験
若年者の腰椎椎間板ヘルニアについて
著者: 片岡治1 糸原学2 田中義之2 岩本守右2 渡辺秀雄2 西重敬3 永野潜4
所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室 2神戸大学大学院 3新須磨病院整形外科 4自衛隊阪神地区病院整形外科
ページ範囲:P.719 - P.724
文献購入ページに移動腰椎椎間板ヘルニアは椎間板の退行変性と,腰椎に加わる急激で強力な外力により発生することは諸家の認めるところであり,20歳台以後の年齢に圧倒的に多いが,椎間板の退行変性が始つていないと考えられる10歳台の若年者に,腰痛,坐骨神経痛を訴えて来院する患者もかなりみられる.
著者らは過去10年間に腰椎椎間板ヘルニアと診断し,かつ後方より手術的療法を行ない,その存在を確認することができた10歳台の腰椎椎間板ヘルニア41症例につき検討した.
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