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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻1号

1995年01月発行

文献概要

シンポジウム 長期成績からみたBipolar型人工股関節の適応の再検討

主として寛骨臼側の問題点

著者: 佛淵孝夫1 福岡真二1 林和生1 杉岡洋一1

所属機関: 1九州大学医学部整形外科

ページ範囲:P.29 - P.33

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 抄録:Bipolar endoprosthesis(以下BP)には寛骨臼側のmigrationやinner bearingのimpingimentと,これに伴うpolyethylene debrisの発生など問題点が多い.これに対して,セメントレスタイプであるHarris Galante Porous人工股関節置換術(以下H/G)の術後成績は良好であり.寛骨臼側に限って言えばH/GはBPより優れている.したがって.寛骨臼側の問題点からBPの適応は関節軟骨と軟骨下骨が温存された大腿骨頭壊死症や大腿骨頚部骨折などであり,慢性関節リウマチおよびリーミングや骨移植を必要とする変形性股関節症には避けるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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