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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻1号

1995年01月発行

文献概要

基礎知識/知ってるつもり

“MFH”

著者: 横山良平1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院整形外科

ページ範囲:P.62 - P.62

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 【はじめに】MFHとはMalignant Fibrous Histiocytoma(悪性線維性組織球腫)の略.1964年にO'Brien and Stoutがmalignant fibrous xanthomaとして53例の報告を行ったのを始まりとして,Weiss and Enzingerが1977年に80例のmyxoid MFHを,1978年に200例の通常型MFHを発表し,その概念が確立されるや,MFHは軟部肉腫中最も頻度の高い肉腫の一つに数えられるようになった.一方、骨においても,1972年にFeldman and Normanの発表以後大小の報告がなされている.近年,細胞分化や組織起源の視点からMFHの存在に疑問を投げかける向きもあるが,臨床病理学的にはいまだ有用な概念であると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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