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臨床経験
斜頚を初発症状とした小脳腫瘍の1例
著者: 松野尚弘1 永田義紀1 村瀬雅之1 笹重善朗1 上田久司1 真田諭1 梶川和徳1 安達長夫1 島健2 沖田進司2
所属機関: 1中国労災病院整形外科 2中国労災病院脳神経外科
ページ範囲:P.63 - P.66
文献購入ページに移動症例は9歳,女子で,誘因なく斜頚位をとることに母親が気づき,当科を初診した.受診時,頚椎は右側屈左回旋位にて可動域制限を認めたが,他に神経学的異常を認めなかった.直ちに牽引療法を開始し,いったんは軽快したかにみえたがすぐに再発した.精査のためMRIを行い小脳腫瘍を発見した.当院脳外科にて摘出術を施行しその組織型はmedulloblastomaであった.
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