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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻10号

1995年10月発行

文献概要

論述

ACL再建術における骨孔法とmodified over the top法との比較検討

著者: 日域淳一郎1 越智光夫2 数面義雄2 村尾保1 小林健二2 杉岡俊博1 生田義和2

所属機関: 1広島共立病院整形外科 2広島大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1125 - P.1130

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 抄録:自家腱とL-K人工靱帯により作製した再建材料で前十字靱帯を再建した症例の早期中間成績を骨孔法(BT法)とover the top変法(OTT変法)とで比較検討した.自覚症状ならびに他覚的所見として徒手検査,術後定期的にストレスX線検査(中点法),KT2000での膝不安定性を評価し,さらにMRI,術後関節鏡所見,病理組織学的検査を検討した結果,統計学的有意差が認められたのは前方引き出しテストの陽性率とストレスX線(中点法)計測値であった.すなわちOTT変法では伸展位付近での安定性は獲得できるものの,BT法に比べて90°屈曲位における前方動揺性が有意に残存する傾向にあり,屈曲位での前方安定性は獲得し難いことが判った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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